高速道路照明のLED化メンテナンス|キタザワ電気工事が手がける道路インフラの省エネ・長寿命化工事

高速道路の照明設備は、夜間の安全な通行を支える重要なインフラです。岐阜県不破郡を拠点とするキタザワ電気工事株式会社は、工場・プラント電気工事や高速道路の電気工事を手がけ、道路照明のLED化・メンテナンス工事で道路インフラの省エネ化と長寿命化に貢献しています。本記事では、高速道路照明のLED化工事の技術的特徴、施工内容、費用対効果について詳しく解説します。
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執筆者プロフィール
キタザワ電気工事株式会社
岐阜県不破郡垂井町を拠点とし、2019年設立。岐阜県知事許可(一般建設業 電気工事業 第201282号)を取得し、工場・プラント電気工事、高速道路電気工事、商業施設電気工事、強電工事を手がけています。第一種電気工事士・第二種電気工事士の資格保有者が在籍し、高圧受変電設備工事から道路照明工事まで、幅広い電気設備の施工・保守・メンテナンスに対応。特に高速道路上の照明設備工事、配管工事、高圧ケーブル工事、電気設備補修工事において豊富な施工実績を持ち、安全性と正確性を最優先に、道路インフラの維持管理に貢献しています。
高速道路照明のLED化が進む背景
高速道路の照明設備は、夜間の安全な走行を支える重要なインフラです。近年、全国の高速道路でLED照明への更新工事が加速しています。この背景には、道路インフラの老朽化と省エネルギー化への社会的要請があります。
道路インフラの老朽化と更新需要
日本の高速道路網は、高度経済成長期に整備された区間が多く、照明設備の老朽化が進んでいます。従来の水銀灯や高圧ナトリウムランプは、設置後30年以上経過している設備も少なくありません。これらの照明設備は、光源の劣化だけでなく、照明柱や配線設備の経年劣化も進行しており、計画的な更新が必要とされています。国土交通省が平成27年に改訂したLED道路・トンネル照明導入ガイドラインでは、LED照明の適用範囲が拡大され、高速道路本線や3車線道路への導入条件が明確化されました。首都高速道路では2009年から、阪神高速道路では2010年から、全国に先駆けてLED照明の導入を開始しており、現在では更新時期を迎えた照明設備を順次LED化する流れが定着しています。
省エネルギーと環境負荷低減への要請

高速道路の照明設備は、24時間365日点灯し続ける施設であり、電力消費量が膨大です。カーボンニュートラルの実現に向けて、道路管理者には照明設備の省エネルギー化が強く求められています。LED照明は従来光源と比較して消費電力を大幅に削減できるため、CO2排出量の抑制に直結します。また、水銀灯は水銀に関する水俣条約により2021年以降製造・輸出入が原則禁止となったため、既設の水銀灯照明は計画的にLEDへ更新する必要があります。道路照明施設設置基準では、照明設計において省エネルギー性能と経済性を総合的に勘案することが求められており、LED化はこれらの要請に応える最適な選択肢となっています。
LED道路照明の技術的特徴とメリット

LED照明は、従来の水銀灯や高圧ナトリウムランプと比較して、多くの技術的優位性を持っています。道路インフラにおけるLED化は、単なる光源の置き換えではなく、照明システム全体の性能向上をもたらします。
長寿命化による保守コストの削減
LED照明の最大の特徴は、その長寿命性です。従来の低圧ナトリウム灯の寿命は約9,000時間、高圧ナトリウム灯でも約18,000時間でしたが、LED照明は約60,000時間の寿命を持ちます。1日12時間点灯する条件で換算すると、約13年間は光源交換が不要となる計算です。高速道路上での作業は交通規制を伴い、作業員の安全確保やドライバーへの影響を最小化するために慎重な準備が必要です。LED化により光源交換の頻度を大幅に削減できるため、交通規制回数の減少、作業員の安全性向上、保守コストの削減という3つのメリットを同時に実現できます。また、LEDは電子部品であり、従来のランプのような球切れがなく、徐々に光束が低下していく特性を持つため、突然の全消灯というリスクも低減されます。
消費電力の大幅削減と環境貢献
LED照明の消費電力は、水銀灯と比較して約50〜70%削減されます。例えば、水銀灯200Wの照明をLED化すると、同等の照度を40〜60W程度で実現できます。高速道路全体で照明をLED化した場合、年間の電力削減量は数百万kWh規模に達し、電気料金の大幅な削減とCO2排出量の抑制が可能です。本州四国連絡高速道路が開発した低位置型LED照明では、従来のポール型と比較して電力量を64%削減できる実績が報告されています。また、LED照明は発光効率が高く、発熱量が少ないため、冷却に要するエネルギーも削減されます。これらの省エネ効果は、照明設備の運用コストを大きく低減し、道路管理者の財政負担を軽減します。
低誘虫性と調光機能による多機能性
LED照明は紫外線をほとんど発しないため、虫が光に集まりにくいという特性があります。道路照明における低誘虫性は、虫の死骸による照明器具の汚れを防ぎ、清掃作業の頻度を削減します。また、LED照明は電子部品のため、明るさを容易に調節できる調光機能を持ちます。深夜の交通量が少ない時間帯に減光することで、さらなる省エネ効果が得られます。トンネル照明では、外の明るさに応じて8段階の調光制御を行うことで、消費電力を最適化する技術が実用化されています。さらに、LED照明は瞬時点灯が可能ですが、ドライバーの目をくらませないよう約2秒かけて徐々に明るくなるスロースタート機能を搭載しています。これらの多機能性により、道路状況や時間帯に応じた最適な照明環境を実現できます。
高速道路照明のLED化工事の実施内容

高速道路照明のLED化工事は、既設照明設備の状態を正確に把握し、適切なLED照明器具を選定・設計し、安全な施工体制のもとで実施されます。各工程で専門的な知識と経験が求められる工事です。
照明設備の点検・診断
LED化工事の第一段階は、既設照明設備の詳細な点検・診断です。照明柱の腐食状態、基礎の健全性、配線の劣化状況、接続部の緩みや損傷など、照明システム全体を調査します。照明器具の光束測定を行い、現在の照度分布と道路照明施設設置基準で定められた性能指標との比較を実施します。高速道路の連続照明では、平均路面輝度が道路分類や外部条件に応じて0.5〜1.0cd/㎡の基準を満たす必要があります。また、配管内の結露や腐食、高圧ケーブルの絶縁状態など、電気設備の安全性も確認します。これらの診断結果をもとに、照明柱や配線設備の更新が必要かどうかを判定し、LED化工事の最適な施工計画を立案します。
LED照明器具の選定と設計
LED照明器具の選定では、道路の幅員構成、車線数、設置間隔、取付高さなどの条件に応じて、国土交通省のLED道路・トンネル照明導入ガイドラインに基づいた設計を行います。高速道路本線では、片側2車線で平均路面輝度0.7cd/㎡を実現するLED照明器具を選定します。配光性能、光色、演色性、周囲温度特性、減光の可否などを総合的に評価し、道路状況に最適な器具を選びます。また、雷保護対応も重要な要素であり、IEC61000-4-5のクラス4である4kVに耐える性能が求められますが、15kVに耐える高性能製品も開発されています。照明設計では、照度シミュレーションを実施し、均斉度や誘導性といった性能指標が基準を満たすことを確認します。
安全な施工体制と交通規制
高速道路上での電気工事は、高い安全管理能力が求められます。施工計画段階で、道路管理者や関係機関と綿密な協議を行い、交通規制計画を策定します。夜間作業や車線規制を伴う場合が多く、作業員の安全確保とドライバーへの影響を最小化するための対策が不可欠です。高所作業車を使用した照明器具の交換作業では、転落防止措置、電気工事の感電防止措置、作業区域の明確な区画表示などを徹底します。LED照明への更新工事は、従来のランプ交換と異なり、器具本体ごと交換するケースが多いため、取付金具の確認や配線の接続方法の変更が必要になることもあります。第一種電気工事士や第二種電気工事士の資格を持つ技術者が、電気設備に関する法令や安全基準を遵守しながら施工を行います。
キタザワ電気工事が対応する高速道路電気工事
キタザワ電気工事株式会社は、高速道路における多様な電気設備工事に対応しています。道路照明のLED化だけでなく、配管工事、高圧ケーブル工事、電気設備の補修・メンテナンスまで、総合的な電気工事サービスを提供しています。
道路照明工事・料金所照明工事

高速道路の本線、インターチェンジ、サービスエリア、パーキングエリア、料金所など、多様な場所に設置された照明設備の新設・更新・メンテナンスに対応します。トンネル内照明の特殊な要件にも対応し、入口部照明、基本照明、出口部照明それぞれの設計輝度を満たす施工を行います。照明設備の点検清掃作業では、照明柱、照明灯具、道路標識灯、点滅灯、トンネル内照明器具などを定期的に点検し、清掃することで照明性能を維持します。夜間の高速道路で照明が正常に機能することは、ドライバーの安全に直結するため、定期的な保守管理が欠かせません。
配管工事と高圧ケーブル工事
高速道路上の橋梁部、カルバートボックス部、トンネル部などに設置された配管のメンテナンスや補修を行います。配管は電線やケーブルを保護する重要な設備であり、経年劣化や損傷があると電気設備全体の安全性に影響します。また、高架下に設置された高圧ケーブルの経年劣化や絶縁不良による更新作業にも対応します。高圧ケーブルは長期間使用すると絶縁性能が低下し、漏電や短絡のリスクが高まります。定期的な絶縁抵抗測定や劣化診断を実施し、必要に応じて計画的にケーブルを更新することで、電力供給の安定性と安全性を確保します。
電気設備の補修・メンテナンス

経年劣化や事故、点検で発見した修繕が必要な電気設備を補修します。照明設備だけでなく、監視カメラ、交通情報表示板、非常電話、トンネル内の換気設備など、高速道路の安全運用を支える多様な電気設備を対象とします。故障や不具合が発生した際には、迅速な復旧対応を行い、道路機能の維持に努めます。また、予防保全の観点から、定期点検を通じて設備の劣化状況を把握し、故障が発生する前に部品交換や設備更新を計画的に実施します。これにより、突発的な設備停止を防ぎ、高速道路の安全で円滑な交通流を維持します。
キタザワ電気工事では、高速道路上の照明工事、配管工事、高圧ケーブル工事、電気設備補修工事において豊富な施工実績を持っています。第一種電気工事士・第二種電気工事士の資格保有者が、安全性と正確性を最優先に作業を行い、道路インフラの維持管理に貢献しています。
LED化工事の費用とライフサイクルコスト
LED照明への更新工事は、初期投資が必要ですが、長期的には大きなコスト削減効果をもたらします。費用対効果を正確に把握することが、計画的なインフラ更新の鍵となります。
LED化工事の費用は、照明器具の性能や設置条件によって大きく異なります。一般的な高速道路照明のLED化では、器具本体の価格、取付工事費、交通規制費用などを含めて、1基あたり20万円〜50万円程度が目安となります。本州四国連絡高速道路が開発した低位置型LED照明では、1カ所あたり約110万円で約1,800カ所に設置する計画が報告されています。
※上記は一般的な目安であり、実際の費用は現場条件により変動します
一方、LED化によるランニングコストの削減効果は顕著です。消費電力が従来の水銀灯200Wから LED50Wに削減された場合、1基あたりの年間電気代は約24,000円から約6,000円に低減し、年間約18,000円の削減となります。さらに、LED照明の寿命は約60,000時間であり、従来の高圧ナトリウム灯の約18,000時間と比較して3倍以上長寿命です。光源交換の頻度が大幅に減少するため、交換作業費や交通規制費用も削減されます。ライフサイクルコスト全体で評価すると、LED化の初期投資は5〜8年程度で回収でき、その後は継続的なコスト削減効果が得られます。
岐阜県・愛知県エリアの高速道路インフラ保守

岐阜県不破郡を拠点とするキタザワ電気工事株式会社は、岐阜県および愛知県エリアの高速道路電気設備工事に対応しています。東海地方は、東名高速道路、名神高速道路、中央自動車道、東海環状自動車道など、主要な高速道路網が集中するエリアです。これらの道路インフラを支える電気設備の維持管理は、地域経済と物流を支える重要な役割を担っています。
岐阜県内では、関ケ原IC、大垣IC、岐阜羽島IC、各務原ICなど、多くのインターチェンジが設置されており、それぞれに照明設備や電気設備が整備されています。また、トンネル区間も多く、養老町の養老山地を貫く多度トンネル、関市の関トンネルなど、特殊な照明要件を持つ区間が存在します。愛知県側では、名古屋高速道路や伊勢湾岸自動車道など、都市部の高速道路における照明工事にも対応します。
地域に根ざした電気工事業者として、迅速な対応と地域特性を理解した施工計画の立案が可能です。緊急時の設備故障対応や定期的なメンテナンス契約まで、幅広いニーズに対応し、地域の道路インフラを支えています。
まとめ
高速道路照明のLED化は、省エネルギー化、長寿命化、保守コスト削減という多くのメリットをもたらす重要なインフラ更新工事です。従来の水銀灯や高圧ナトリウムランプと比較して、LED照明は消費電力を50〜70%削減し、寿命は約60,000時間と3倍以上の長寿命を実現します。これにより、年間の電気代削減と光源交換作業の大幅な削減が可能となり、ライフサイクルコスト全体で大きな経済効果を生み出します。
キタザワ電気工事株式会社は、岐阜県不破郡を拠点に、高速道路の電気工事において豊富な施工実績を持ち、道路照明のLED化工事、配管工事、高圧ケーブル工事、電気設備の補修・メンテナンスまで総合的に対応しています。第一種電気工事士・第二種電気工事士の資格保有者が、国土交通省のLED道路・トンネル照明導入ガイドラインや道路照明施設設置基準に準拠した設計・施工を行い、安全性と品質を最優先に道路インフラの維持管理に貢献しています。
高速道路照明のLED化や電気設備の更新をご検討の際は、専門知識と豊富な経験を持つキタザワ電気工事株式会社にお気軽にご相談ください。現地調査から設計、施工、アフターメンテナンスまで、一貫したサービスで道路インフラの省エネ化と長寿命化をサポートいたします。
電気工事は岐阜県不破郡垂井町のキタザワ電気工事株式会社|求人募集
キタザワ電気工事株式会社
〒503-2125 岐阜県不破郡垂井町東神田3-88-1
TEL・FAX:0584-23-1667
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